ダンボールの魅力を語る上で忘れてならないのがその優れた強度です。
そしてダンボールの強度を知るにはその材質を知ることから始まります。
ダンボールは業界用語で板と呼ばれており、板を側面から見ると波型に成型された中芯というものがあります。
その中芯を保持するために貼ってあるライナーと呼ばれる原紙でできており、それは独特の構造を持っています。
それはダンボールが軽量でありながら衝撃による強度と吸収性に富んでいると言われている理由です。
語源の由来としては、「段がたくさんついたボール紙」であることから、後に「ダンボール」と呼ばれるようになりました。
当時は弾力紙や波形紙・しぼりボールや防衝紙・コルゲーテットビールなど、多くの呼び名も候補に挙がっていたと言われています。
今では私たちにとって聞きなれた呼び名であるダンボールですが、もしこれが他の名前だったらこんなに親しまれる存在になっていなかったのかもしれませんね。
そしてわたし達の身近な存在であり親しまれる理由の一つにエコを意識したアイテムだということがあります。
日々作られているダンボールは、使用した後の9割近くがきちんと回収され、再び新しいダンボールに生まれ変わっています。
まさに、今の時代に求められるエコに貢献できる素晴らしいリサイクル材といえますね。
これ以上地球環境を汚すことなく資源を再利用できるダンボールという存在は、私たちが日常生活を送る上で今ではもう無くてはならない存在になっているようです。
ここ数年インターネットの急速な普及によりパソコンやタブレットPC・スマートフォンなどを利用したネットショッピングに注目が集まっています。
自宅にいながらにして欲しかった品物が購入でき、玄関でそれを受け取れるという便利なシステムが消費者に受け、現在人気が高まっているようです。
ですがネットショッピングをすればするほど、あるものが溜まるということに皆さんお気づきでしょうか?
それは配送に欠かせない梱包材としてよく使用されているダンボールです。
もちろん資源ゴミとして廃品業者に引き取ってもらう方法が昔からありますが、最近では再利用する人も増えているようです。
そこで今回はダンボールの身近な活用法についていろいろ考えてみました。
ダンボールというと室内に置いてある感覚がありますが、車のトランクに常備しておくと何かと便利です。
倒れては困るものを買い物した時、 例えば背の高い観葉植物やお酒などのコワレモノや柔らかい食品をいれておくと固定され安心して運転できます。
雨の日や雪などはトランクや足元に引いておくことで水気や泥で汚れるのを防いでくれます。
公園に行った時にも活躍してくれます。
子供たちの遊具であるロール式の滑り台や、芝生の坂などではダンボールを敷いてすべるとよく滑れますし洋服を汚さずに済みます。
最近はアウトドアブームということもあり、自然の中でバーベキューをする人たちも増えてきました。
そんな時も車内にダンボールを数枚入れておくと便利です。
河川敷や山などでバーベキューをしていてもダンボールがあればすぐに座れますし、広げることでお昼寝もできます。
駐車場から離れたところにキャンプ場がある場合など人数分の椅子やテーブルを運ぶのも大変です。
そんな時はダンボールに食材や水を入れて運んだり、テーブルや椅子代わりに使用したり、周りを囲むことで火をつける際の風よけにもなります。
アウトドアを楽しむ上で大事なことは自然に溶け込むことです。
子供たちにとっては最小限の荷物で炊事をすることは防災訓練の役割も果たします。
汚れたらリサイクルにも出せるダンボールは無駄なく活用できる最適なエコアイテムなのです。
魅力的と思われる素材には、人それぞれの思いがあることでしょう。
硬質的な物体に興味がある人もいる事でしょうし、
柔らかな暖かさを感じる素材を好む人もいます。
ところで、どちらにでも変化できる素材があるならば、
多くの人の好みに合うという事となるのでしょうか。
ダンボールという紙の素材は、非常に不確かで、安定感の無いものかもしれません。
しかし、その不確かな素材だからこそ、魅力的な物が出来るのです。
時には、プラスチック素材と思われるような加工を施す事も可能です。
また、紙という天然の材料を引き出して、ナチュラルなアースカラーを出せば、
エコをイメージさせる事も出来ます。
こういった、ダンボールの魅力を引き出すには、イメージを的確に持つ事も大事と言えます。
搬送用に使う場合などは、企業イメージにも繋がりますので、デザインを考え
造る人、即ち、デザイナーの腕の見せ所かもしれません。
子供用品を購入した時に、真っ赤なダンボールで送られて来たら、
それだけで、お子さんは、特別なものとして、大興奮する事でしょう。
医薬品や、電子機器などは無駄の無い包装で送られてきます。
一度、自転車を送って貰った事がありますが、捨てるのが惜しいくらいの巨大なダンボールで、
リサイクル工作はどうしようかと、商品よりも、ダンボールの魅力にわくわくしてしまいました。
私達の生活の中には、様々な素材に満ち溢れています。
近年、素材その物の持つ質感や、加工性の良い事等から、
天然素材なども、多くの方に求められています。
天然素材と言えば、木や草などを思い浮かべる方も多いことでしょう。
また、日本独自の芸術と言っても過言では無い、和紙などの伝統的な素材の紙も、
様々な進化をして、魅力的な雰囲気を醸し出すことに使われています。
更に、私達の生活の中浸透性の深い、紙という素材の中に、ダンボールという素材があります。
しかしながら、ダンボールと聞いて魅力的と思える人はどれくらいいるのでしょうか。
ふと、ダンボールと聞いて思いつくのは、荷造りなどのイメージでは無いのでしょうか。
実に、ダンボールという素材は、変化をして私達の生活に溶け込み、役立っています。
時には、物入れに、時には工作に、また収納にもなりますが、学園祭などのイベントでも、
大事な役どころに置かれ、毎年イベントシーズンになると、
ダンボールをスーパーに貰いに行く、学生の姿を目撃します。
同じ古紙という分類で、これほどまでにも、リサイクルが行われる紙は他には無いでしょう。
また、ダンボールに軽さや、強さの変化を付けて、物資を搬送する事に多大な努力をしていると、
企業努力を思ってしまうのは、スーパーなどの買い物の際に、
自由に頂けるダンボールを手にしたときに、思わず選んでしまう事でしょうか。
生活の中で身近にあるダンボール。何かを購入した際にダンボールに入っていることもありますし、また荷物を送るときなどにも便利ですね。
しかしダンボールの魅力は「中に何かを入れられる」ということだけではありません。ダンボールの魅力をしっかりと知っておくことで、もっといろいろな使い方をすることができることでしょう。
ダンボールの魅力のひとつに、「軽い」ということが挙げられます。また、現在は「強化ダンボール」というものも販売されており、軽いだけでなく、強度もあるものが簡単に手に入ります。この軽さと強度を生かして、ダンボールの家具なども販売されるようになってきています。
また、自分でもカッターなどで簡単に切断することができます。のこぎりなどの大きなものを使わなくても、自分の好きなようにカットできるというのは便利ですね。また、両面テープやボンドなどで簡単に接着することも可能なので、自分好みにアレンジして使うことも可能です。「机を作りたい!」と思った時に、自分の好きな大きさで作ることができる、というのも魅力ですし、また、何枚も貼り合わせて使うことで、自分の好きな強度で作ることができる、ということも大きな魅力となります。
木材や金属よりも、かなり手軽に使える素材であるという点が、ダンボールの大きな魅力です。誰でも手軽に、自分の好きな形にして利用できます。