ダンボールの魅力を語りましょう

ダンボールのリサイクル

ダンボールのすごいところと言えば、そのリサイクル率です。ある統計では90%以上のリサイクル率だそうです。
ダンボールは資源ゴミとして回収されますが、その先はどのようにリサイクルされているのでしょうか。
実はダンボールはまたダンボールに生まれ変わるのです。回収されたダンボールは細かく裁断されたのちにダンボール原紙になります。そこからダンボールシートと呼ばれるものに加工されます。ダンボールシートとはダンボールの大きな特徴であるあの波型のしんの表と裏に原紙を張り付けたものです。これが最終的に折り目を付けたり印刷されたりしてダンボール箱になります。さらに製造過程で出た切れ端は全て回収されてまた原料となります。
ダンボールに付いているリサイクルマークを目にしたことも多いかと思います。このマークは分別を容易にするためという意味合いが強いようです。分別をきちんとして異物の混入が少なくなれば、リサイクルの品質も向上します。
あらゆるものの流通にかかわっているダンボールはほとんどすべてがリサイクルされたものなのです。よく言われていることですが、混ぜればごみでも分ければ資源です。ダンボールは有効な資源です。リサイクルの輪が続く限りダンボールは何度でもリサイクルされます。こうした面もダンボールの魅力の一つだと思います。

手作り家具

手ごろなダンボールが手に入った時、私は捨てる前に何かに使えないだろうかと考えてしまいます。特に、状態が良いものや、全く同じ形のものが複数個ある場合や、側のデザインが良いものなどは捨てるのが惜しいほどです。私の暮らす地区ではダンボール資源ゴミの回収がなんと月に一度しかないため、だいたいはその使い道を考えるのにたっぷり時間があります。
そうして私はダンボールで様々なものを作り、再利用してきました。その中でも一番の傑作はTシャツ専用の収納棚です。
みなさんはTシャツをどのように収納していますか。多くの方は折りたたんで引き出しなどにしまっていると思います。しかし、それだと一枚取り出すたびにそのTシャツの列が崩れてぐじゃぐじゃになったりしませんか。並べても重ねても私にはどうもうまく収納できませんでした。
どうにかならないかと頭を悩ませていた時、通販で買ったラグマットがちょうどいい大きさのダンボール箱に梱包されて届きました。Tシャツをたたんだくらいの横幅で縦に長いものです。そこにTシャツが1枚ずつ入れられるように仕切りを作り、縦長のTシャツ専用棚を作ったのです。これはとても重宝しました。
ダンボールの最大の魅力は、簡単に手に入ること、加工がしやすいことです。これからもいいダンボールが手に入ったら再利用していきたいです。

ダンボールの芸術品

子供の頃、ダンボールで何か作った思い出はありませんか。ダンボールならおもちゃのようなものから、乗れる車や大きな家まで何でも作って遊べます。また、お子さんがダンボールで何か作って遊んでいるというお家もあるかもしれません。
ダンボールは身近なものですし、子供の遊びに持って来いのものかもしれません。切ったり貼ったり書いたり、素材が紙だからできることで、子供はこういうことが大好きです。
そんなお子さんが作ったものを捨てられずにいる方も多いかもしれません。たかがダンボールでも芸術品とも言えるような作品もあるかもしれません。
実際にダンボールを使って芸術品を作り出すアーティストもいると聞きます。これはダンボールアートとも呼ばれ、広がりを見せています。ダンボールだからこそできる表現方法があります。それぞれのアーティストによってその作品は全く違うものです。貼り合わせて大きなものを作ったり、細かく切って絵画のようにしたり、実に様々です。切ったり貼ったり書いたり、それは子供たちが遊びでやっていることと共通するものがあります。
ダンボールと言えば物を梱包するもので、芸術とは程遠いところにあるもののように感じられます。そのダンボールが芸術品になるとは不思議です。ダンボールの新たな魅力がそこにあるようです。

ダンボールベッドの活躍

ダンボールベッドというものをご存知でしょうか。
その名の通りダンボールでできたベッドです。このダンボールベッドはあの東日本大震災の被災地において大活躍を見せたのです。
避難所や仮設住宅において冬場の寒さは想像を絶するものです。この寒さで体調を崩す方や低体温症で命を落とす方さえいました。就寝時には体が冷えて眠れないという声も多く聞かれました。
そこで、とある会社が考案したのがこのダンボールベッドです。いくつかの箱形のダンボールを敷き合わせるだけというとても簡単な作りになっています。ガムテープで箱を作るだけですから、時間もかからず誰でも簡単に作ることができます。また大きな特徴として、空気の層ができることによって寒さを防ぐことができます。
高さは35センチありこの高さはお年寄りが立ち上がりやすいようにと設計されたものです。寝たきりを予防しエコノミークラス症候群のリスクも軽減します。さらにこの高さがあることで、床のほこりなどから呼吸器を痛めることを防ぎます。多くの人が歩き回っているその床で眠ることはとても不衛生でもあります。
そしてなんといっても丈夫です。大人が10人以上乗ってもびくともしません。
ダンボールの特性を活かしたこのダンボールベッドは今後、災害時には欠かせないものとなっていくでしょう。

強化ダンボールとは

強化ダンボールというものを知っていますか。
強化ダンボールとは一般的な紙ダンボールとは違って2層や3層でできており、木材のように丈夫な素材です。しかし、丈夫なのに軽く、普通のダンボールと同じようにカッターなどで切ることもできます。また水に強いのも特徴です。
この強化ダンボールを使った家具があります。ダンボールの家具なんてすぐに壊れてしまいそう、そう思う方も多いかもしれませんが、やはり一般的なダンボールと違って特別に強化されていますから、予想以上に丈夫で使い勝手も良いようです。
大きな家具は移動が大変で模様替えなどなかなかできないこともあります。その点、この強化ダンボールの家具は軽いので女性でも軽々運べます。模様替えをよくするご家庭では重宝するかもしれません。
また、組み立てには工具なども必要ありません。木材などでしたら、ネジや釘でとめるところも全てはめ込みだけで組み立てられます。家具を購入した時に自分で組み立てをするのは、時間もかかるし力もいるし特に女性は苦手な方も多いかもしれません。でも、工具もいらず、はめ込むだけなら簡単に組み立てられるかもしれません。
そして、なんと言ってもエコです。もしこの家具がいらなくなって廃棄したいならば、普通のダンボールと同じように資源ゴミに出せばいいのです。
この強化ダンボールはダンボールの良いところを持ったまま進化した魅力的なダンボールと言えます。